積み立てNISAで投資すべき最強のインデックスファンド「ヴァンガード社」について詳細に解説

株式投資での失敗経験

積み立てNISAで投資すべき最強のインデックスファンド「ヴァンガード社」

初心者モモ
初心者モモ

積み立てNISAで長期投資するメリットは分かったけど、インデックスファンドって色んな種類があるから、どこに投資したらよいか分からない….。目論見書見ても内容が細かすぎて内容が入ってこない。。

ジャグ男
ジャグ男

インデックスファンドは対象とする銘柄を自動で組み込むため、アクティブファンドと比較して手数料が低いのが特徴だね。インデックスファンドの中でも特に手数料が低くて、投資家に有利な商品があるんだ。その最強のインデックスファンドが「ヴァンガード」だよ!

積み立てNISAの投資商品は170本以上存在し、どの投資信託に投資すべきか悩んでしまいますよね。投資先を決めるポイントとして、取引手数料があります。

取引手数料は、金融機関へ毎年支払う費用で、元本に対する費用割合が決まっています。1万円でも1億円でも同様に徴収されます。

この取引手数料が低く、世界で最も投資されているのがヴァンガードです。

インデックスファンドを生み出したヴァンガード

今では機関投資家などの間で広まっているインデックス運用ですが、それをいち早く提唱し、資産運用会社として世界トップクラスとなったのが、アメリカのヴァンガード社です。

アメリカ合衆国ペンシルベニア州に本社がある世界最大規模の資産運用会社であり、世界初のインデックス型投資信託(インデックスファンド)を個人投資家に提供した会社として知られています。

しかし、その後インデックスファンドはその実力を示し、2016年にはアクティブファンドから40兆円資金が流出する中でインデックスファンドには60兆円の資金が流入するほど人気となりました。

このようにインデックスファンドに資金が集まることにより、今ではアメリカ株式投信の20%以上がインデックスファンドで運用されています

2019年5月末時点の運用総資産額は5.4兆米ドル(約600兆円)だった。ブラックロックに次ぐ、世界2位の投資信託および上場投資信託(ETF)の提供者である。投資信託とETF以外にも証券サービス、ファイナンシャル・アドバイス・サービス、教育資金サービス、など数々のサービスを提供している。

創業者のジョン・ボーグル(愛称:ジャック、1929年-2019年)は、世界初の個人投資家向けのインデックス・ファンドを設定した人物であり、幅広く投資家に低コストで投資ができる機会を与えた人物としても知られている。「インデックス・ファンドの父」とも呼ばれている。

出典:Wikipedia

2021年には、ヴァンガードの日本支社を閉鎖する旨を通知しています。今回閉鎖が決まった日本拠点のヴァンガード・インベストメンツ・ジャパンには、元から運用拠点としての機能はなかったためです。

新規購入や保有商品の売却はもちろんのこと、つみたてNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)を含む投信積立についても影響はないとのことです。

インデックスファンドの世界市場シェア

インデックスの世界市場では、ヴァンガード社が群を抜いています。ヴァンガード以下のブラックロック、ステート・ストリート、フィデリティを引き離し、圧倒的なグローバルシェアNo.1となっています。

出典:モーニングスター2015年12月

ヴァンガードが持続的な低コストを実現する仕組み

ヴァンガードが資産を集めているのは、ヴァンガードのファンドはコスト(投資家が払う費用)が低いからと言われています。

一般的にインデックスファンドはコストが低く、アメリカでの業界平均のExpense Ratio(≒信託報酬)が0.62%となっていますが、ヴァンガード社のインデックスファンドのExpense Ratioは0.12%と業界平均の1/5以下の水準になっています。

以下のグラフで経時的に平均経費率を見ても、ヴァンガードの他社と比較した経費率の低さを見ることができます。

出典:ヴァンガード社

コストを「見える化」することで持続的な低コストを実現

バンガードでは、単純にコストを切り詰めているのではなく、コストの見える化を推進することで、持続的に低コストを実現していく仕組みを作り出しています

口座管理や資産運用相談、さらにはファンドの購入などにかかる費用について、サービス毎にその受益者が適切にコストを負担する仕組みになっており、そのコストを詳細に提示してくれるのがヴァンガードの特徴です。

このような仕組みになっていると、「私は自分で購入・売却判断ができるので相談に乗っていただかなくて構いません。セミナーも不要です。1億円以上投資信託を購入しています」といった自立した投資家であれば、かなり費用を抑えられます。

At Costによる「適正な受益者負担の原則」

ヴァンガードのプリンシパルとして、At Cost(適正な受益者負担の原則)を掲げています。代表例として、口座手数料とアドバイス料があります。

口座手数料

ヴァンガードでは、口座の資産残高が1万ドル以下の口座からは年20ドルの手数料を取ります。運用管理費用から口座管理料をカバーできないような人の口座管理費用を他人からいただくのではなく、ちゃんとその口座の持ち主に負担してもらうことになっています。

アドバイス料 

ヴァンガードでは、相談も無料ではありません。相談をする場合には、資産残高の0.3%が相談料としてかかります。「相談を受けるには、その人の経費がかかるのですからしっかり負担してもらおう」という仕組みです。

なお、50万ドル以上の口座残高の人の場合は、運用管理費用から十分に費用を負担いただいているということなのか、この相談料が無料になるといったようなサービスもあります。

ヴァンガード株の保有者が、ヴァンガード社自身の株主

バンガードは上場企業ではなく第三者株主が存在しないため、ファンドの保有者がバンガードのファンドであり、バンガードのファンドに投資をする投資家がバンガードの保有者になる仕組みで経営されています。この独創的な会社構造により、ファンドの利益は第三者株主等ではなく、バンガードのファンドに投資をする投資家に還元されることになります

日本の金融機関とヴァンガードとの違い

金融機関は、自ら自腹を切って奉仕をする団体ではなく、利益を追求する企業です。あくまで利益を出すことで事業を続けていきます。つまり、いろいろな手間がかかるサービスを無料としているということは、その分どこかで顧客から手数料を取っているのです。

日本の多くの企業は、管理費用を高く設定することにより、「購入時の手数料」や「運用管理費用」などと言いながら、実際には相談や口座管理、セミナーなどの費用分も一緒に徴収しています

日本の金融機関における手数料は、そのサービスの利用者(受益者)が負担する受益者負担の原則に則っていません。

このようにサービスを受けている人がそのサービス毎に費用を負担するのではなく、まとめて費用をとっていると、実際にかかるコストが分かりにくくなっています。手数料体系をわかりにくくして割高な料金を徴収するというのは、企業の常套手段です。

受益者負担の原則に従っていないことで、適正以上の費用を負担させられているとも言えます。

出典:モーニングスター

2017年度より、ヴァンガード銘柄が楽天証券で投資可能に

2017年には、楽天×バンガードの「楽天・バンガード・ファンドシリーズ」が登場したことによって、日本円でもヴァンガード商品に投資することが出来るようになりました。

新しいファンドといっても、その投資先はすでに素晴らしい運用実績のあるバンガードのETFですので、ベンチマークとのズレが出るようなことは考えにくいです。

つみたてNISAやiDeCo(iDeCoは楽天証券のみ)でも買えるので、まさに長期での資産形成に適している商品です。

ファンド名つみたて
NISA対象
信託報酬等
(税込)
純資産残高
(百万円)
楽天・全米株式インデックス・ファンド『愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』つみたてNISA0.162%262,968
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド『愛称:楽天・バンガード・ファンド(米国高配当株式)』0.191%4,620
楽天・全世界株式インデックス・ファンド『愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)』つみたてNISA0.211%92,443
楽天・インデックス・バランス・F(株式重視型)『愛称:楽天・バンガード・ファンド(バランス株式重視型)』つみたてNISA0.218%11,318
楽天・インデックス・バランス・F(均等型)『愛称:楽天・バンガード・ファンド(バランス均等型)』つみたてNISA0.221%1,852
楽天・インデックス・バランス・F(債券重視型)『愛称:楽天・バンガード・ファンド(バランス債券重視型)』つみたてNISA0.226%2,342
楽天・新興国株式インデックス・ファンド『愛称:楽天・バンガード・ファンド(新興国株式)』0.231%1,859
楽天・全世界債券インデックスH『愛称:楽天・バンガード・F(全世界債券・為替H)』0.231%312
出典:楽天証券2021年5月

個人的なオススメとしては、楽天・全米株式インデックス・ファンド『愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)』楽天・全世界株式インデックス・ファンド『愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)』です。

将来の米国経済に楽観的な見方をするのであれば前者を、そうでないのならば後者を選択するのが良いかと思います。

ヴァンガードよりも運用資産額の大きな、Black Rock社についても記事にしています。

コメント

  1. […] 積み立てNISAで投資すべき最強のインデックスファンド「ヴァンガード社」… 株式投資での失敗経験 シェアする Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー ジャグ男をフォローする ジャグ男 「30代投資塾」~経済的自由を叶えるエッセンス~ […]

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