中国株投資を始める前に知っておくべき基礎知識

中国株式投資

中国株投資を始める前に知っておくべき基礎知識

ジャグ男
ジャグ男

中国経済は、40年前のアメリカと同じレベルとも言われていて、これからも大きな成長が見込めるよ。投資対象としても魅力的なので、今後のポートフォリオは中国株を増やしていくのがいいよ。

初心者モモ
初心者モモ

中国株って、どういう仕組みなのかよくわからない。基本から勉強したい!

中国株投資を始める前に知っておくべき基礎知識

中国は2011年にGDP世界2位の経済大国となりました。一部報道では既にコロナ禍の前の水準に戻ったといわれているほか、コロナ禍で各国が苦しんだ2020年のGDPも主要国で唯一、伸び率がプラスだったことが明らかになっています

中国全体のGDPは世界第二位ですが、一人当たりGDPは63位(2020年IMFデータより)であり、国内においてもまだまだ伸びしろがあります。また、中国の対外政策である「一帯一路」により、アジアからヨーロッパにかけて対外的な市場獲得が期待できます

若し、40年前のアメリカに投資出来たら今頃億万長者ですが、中国投資にはそんな夢があります。

先ずは中国投資の仕組みについて基本的な内容を記載します。

中国株を多数取り扱っている証券会社を探す

中国株は、中国株を取り扱っている日本の証券会社で購入をすることができます。証券会社によって、中国株を取り扱っていなかったり、取り扱っている銘柄が異なったりするため、まずは中国株を取り扱っている証券会社を探してみて、自分が買いたい、または興味を持っている銘柄を扱っているかどうかをチェックしてみましょう。

以下は、中国株投資が可能な会社です。

SBI証券中国株を含む取り扱う外国株の種類が多い
マネックス証券中国株と米国株の取扱数がNo.1
楽天証券上海A株市場の株が購入可能
岡三ライン証券200以上の銘柄が取引可能
SMBC日興証券独自のトレードシステムで利便性が良い
GMOクリック証券CFDで世界中のマーケットに投資可能

中国市場の種類について知る

下表を参考に、中国株式市場のポイントを押さえていきましょう。

中国の株式市場

特徴①3つの取引所がある

中国株を取引できる取引所は、大きく分けて、中国本土にある上海取引所深圳取引所、さらに香港にある香港取引所の3つの取引所があります。取り扱い銘柄はそれぞれの取引所で異なりますが、一部重複して上場している企業もあります。

特徴②取引所毎に複数の市場がある

それぞれの取引所ごとに、いくつかの種類の市場が開設されています。これは企業の規模や目的によって分けられています。

  • メインボード:各取引所のメインとなる市場のことで、大企業が多く、日本市場で例えると東証1部のような市場
  • GEM:新興企業が多く、日本で例えると東証マザーズのような市場
  • 科創板2019年に上海証券取引所に開設された新しい株式市場で、「科学技術」「創新(イノベーション)」を意味する。中国版NASDAQ
  • 中小企業板:中小企業向けの市場
  • 創業板:ベンチャー向けの市場

特徴③中国株には5つの種類がある

上海取引所・深セン取引所にはA株B株があり、香港取引所にはH株レッドチップ香港株があります。

中国株は海外投資家がすべて取引できるわけではありません。一部の取引所では、海外投資家に保有制限がある株式もあります。

香港取引所とは

香港取引所に上場している企業の銘柄を購入することができる取引所であり、日本人投資家に人気の取引所です。
香港取引所は、米国の影響を受けやすく流動性が高い一方で透明性も高く、さまざまな点で世界基準の取引所といえます。香港取引所には、メインボードGEMの2つがあり、取引は香港ドルで行われます

 取り扱い銘柄は以下の通りです。

  • H株:中国本土で登記された中国企業が香港取引所に上場した株式
  • レッドチップ中国本土以外で登記された中国資本の企業が香港取引所に上場した株式
  • 香港株香港や海外企業で香港取引所に上場している株式

外国人投資家でも取引ができるため、日本人投資家の多くは、この香港取引所で中国株投資を行っています。

上海取引所と深圳取引所

上海取引所と深セン取引所は、ともに中国本土にあります。このうち、取り扱い銘柄に大企業が多いのが上海取引所、ベンチャー企業が多いのが深セン取引所です。

この上海取引所と深セン取引所には、それぞれの取引所ごとにA株B株が存在します。
A株とB株は、いずれも中国本土の企業が発行する株ですが、取引通貨や取引上の細かいルールなどが異なります。

  • A株中国国内で上場され、中国A株市場で取引されている株式のことで、もともとは中国国内の投資家だけが取引できる取引所でした。しかし、2014年11月、上海・香港ストックコネクト制度が導入され、外国人投資家も、上海A株取引所の一部の銘柄に、制度の枠内で投資することができるようになりました
  • B株上海証券取引所や深セン証券取引所に上場している外貨建ての株式のことで、もともとは外国人投資家に向けて創設された取引所でした。人民元建てで表記されますが、上海取引所では米ドル、深セン取引所では香港ドルと、外貨建てで取引されます

現在は、B株に上場している企業のほぼ8割近くが、A株にも重複して上場しています。

中国市場の取引時間や課税額

中国株式市場における取引時間や課税額を以下に記載しました。参考に日本の株式市場について右側に記載しています。時間は日本時間になっています。

特徴①配当金に対して30.315%課税される

日本の株式との大きな違いとして、配当への課税額が10%多いことが挙げられます。2008年1月1日から適用された中華人民共和国企業所得税法により開始されています。

特徴②値幅制限は、香港市場では「なし」だが、上海A株は前日終値の「±10%」

香港市場はアメリカ市場と同様に値幅制限はありませんが、上海A株は前日終値の±10%が値幅上限となっています。

中国市場では、過去に政府の介入による一時的な市場取引の停止などがありました。中国市場では±10%の株価変動があると、一時的に取引が中断されると規定されています。

中国の株式投資における注意点

成長余地が大きく、大きな株価の上昇が見込まれる中国ですが、その反面気を付けておくべき事項が幾つか存在します。以下のようなリスクが存在することを知っておくことも大切です。逆に考えれば、中国の株式市場が成熟してくれば、もっと資金が流入して企業のPERも上がるものと思います。

2021年3月時点で、世界のPERは「29」であるのに対し、中国のPERは「16.6」であり、成長余力があります

株価が政策から大きな影響を受ける

中国は共産党の一党がその政策・方針を決めて運営している国です。日本などの民主主義国家とは政治プロセスが異なり、国・政党の意志が経済を含むあらゆる活動に多大な影響を与えます。

非常事態や緊急事態下では、為替や株式市場への介入が断行されます。

データの信憑性に懐疑的な見方をされる

以前から中央人民政府が発表する統計データの信ぴょう性を疑う声が存在します。たとえば中央政府が発表した全体のGDPと、地方政府が発表したGDPを積み上げた数字が異なることもその根拠の一つです。数年前には、地方政府発表の経済統計に水増しが合ったと報道されています。

容易に情報を入手できない

中国企業の情報を個別に、かつ迅速に集めることはなかなか簡単ではありません。そもそも公式な発表、データにすら信ぴょう性を疑う目が向けられているのに、一般企業の透明性、情報公開の姿勢に期待するのは限界があります。

日本で中国株を取引できる証券会社

日本で中国株投資を始めるとき、どの証券会社を利用するか検討が必要です。証券会社によって購入できる銘柄が異なるからです。まずは口座を持っている証券会社から中国株が買えるのかどうかを確認してみましょう。

 また、日本企業に投資する場合と違い、企業情報の入手に苦労することが多いので、中国の投資情報がどれだけ充実しているかも、チェックポイントといえるでしょう。

SBI証券

中国株を含む取り扱う外国株の種類が多い

SBI証券は中国株以外の外国株を8種類も取り扱っており、ADRを利用すればさらに3種類の外国株を取引できるようになるため、取引できる外国株の種類が非常に多い証券会社です 。全体の口座開設数は600万、全証券会社の国内株式の売買代金シェアの約40.3%を占める最大手の証券会社です。

SBI証券で取引できる中国株は香港証券取引所のメインボードとGEM市場に上場する銘柄です。加えて中国ETF、中国REITも取引できます。

取引手数料は現地取引手数料・現地諸費用も含めて約定代金の0.26%(税込0.286%)。最低手数料は香港ドルで47香港ドル(税込51.7香港ドル)、上限手数料は470香港ドル(税込517香港ドル)だ。2020年より直近1年の1香港ドルの価格は13.0円から14.5円の間を推移しています。

また、SBI証券はIPO銘柄にも力を入れている証券会社だ。IPO情報サービス「IPOスピードキャッチ!」は中国株と米国株のIPOを予定している企業の業種、公募・売り出し価格、上場日を発信してくれます。他の証券会社と比較して優秀なところが多く中国株取引以外の対応できる幅の広さを考えるならSBI証券は有力な選択肢です。

楽天証券

上海A株市場の株が購入可能でポイントサービスが優秀

楽天証券は931銘柄の中国株を取り扱っており、香港証券取引所だけではなく上海A株市場に上場している株式も購入できるのがメリットです。

手数料は約定代金の0.55%(税込)とSBI証券、マネックス証券と比較して高いが、10万円までの取引手数料が550円、取引手数料の上限が5,500円と手数料の下限と上限だけを考えれば他の証券会社の手数料と比較しても安いのが特徴です。

中国株は香港ドルではなく日本円での購入が可能で、日本の祝日でも取引できます。

また、中国株の取引にかかった手数料の1%(大口優遇なら2%)が楽天ポイントとして還元される「超割ポイントプログラム」があり、取引すれば取引するほど楽天ポイントが貯まる仕組みになっている。貯まった楽天ポイントで株式や投資信託を購入することもできます。

楽天証券は投資情報も充実しており、中国の証券会社から提供される「BOCIレポート」や業界マップ、業界天気予報などの情報を閲覧できます。

マネックス証券

中国株を含めて外国株の取り扱い銘柄数1位

マネックス証券は米国株と中国株合わせて5,000銘柄以上の銘柄を取り扱っている外国株の取り扱い銘柄数1位の証券会社です。中国株は2,000以上の銘柄から取引可能です。

手数料は約定代金の0.25%(税込0.275%)、手数料の下限は45香港ドル(税込49.5香港ドル)、上限は450香港ドル(税込495香港ドル)です。SBI証券と比較しても手数料はすべてにおいてマネックス証券のほうが安くなっています。また、中国株をNISAで取引可能で買付時の国内手数料がキャッシュバックされます。

また、事前に香港ドルへの為替をおこなわず日本円で中国株を購入できます。証券会社によっては日本の祝日の都合上、中国の市場は開いていても日本の市場が休業している場合は中国株の取引ができないこともあるが、マネックス証券では日本の祝日でも取引可能です。

銘柄情報分析ツール「銘柄スカウター」では中国株と米国株の投資情報を得られます。他のツールには「マネックストレーダー」があり、Trading Oneチャートやニュースを確認することが可能で、「株式スピード注文 & 2WAY」などデイトレード向きのシステムも充実しています。

中国株はもちろん米国株を含む外国株に特化した証券会社を選ぶならマネックス証券は優秀な証券会社です。

コメント

  1. […] […]

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