有望なHealth Tech銘柄 Guardant Health (GH)~この世から”がん”がなくなる?~

資産100億円を目指す株式投資手法

ポートフォリオに組み入れるべき銘柄① Guardant Health (GH)

私は現在、グローバルに展開するコンサルティングファームのヘルスケア部門に所属しております。業務を通じて知りえた、最新の銘柄情報を記載していきます。中でも、日本国外の最新サイエンスに関する企業情報は、日本語で紹介されているケースが多くないと思いますので、皆様のご参考になれば幸いです。

第一弾は、アメリカのカリフォルニアに本社を構える、Guardant Health(ティッカーシンボル:GH)です。この企業は、これから20年をかけて大きく飛躍する企業だと確信しおり、私も株式を保有しています

Guardant healthがこの世からこの世からがんをなくす

Guardant Healthという会社をご存知でしょうか。創業者は、元々遺伝子検査機器で有名なIlluminaに在籍していました。そこから独立して作ったの会社が、このGuardant Healthになります。

この会社の事業は、検査です。検査といっても、健康診断で目にするような、簡便な血液検査の様なサービスではなく、最新のテクノロジーとサイエンスを駆使した遺伝子検査です。彼らの新たな技術よって、がんに対する治療戦略が大きく変わってきます。

Guardantが提供しているのは、単純に病気について陽性/陰性の検査をしているのではなく、検査結果を用いて、個人の遺伝子タイプに合わせた最適な治療を提案します。これを可能にしているのは、遺伝子タイプに合わせた治療の有効性や安全性、治療経過などを含めたビッグデータと、AIを用いた解析技術です

彼らの提供する検査は、リキッドバイオプシーという技術を用いています。簡単に言うと、血液から、がんのタイプを読み取ってしまう技術です

通常、がんにかかった場合、悪性度などを調べるためには、がん組織に針を刺してがん組織を採取します。その組織を解析することで、がんの悪性度や今後の治療方針を決めています。針を組織に穿刺するので、リスクの高い手技になります。

例えば、肺癌ではとてもリスクが高くなります。気管支鏡という管を喉から肺に入れ、さらにそれを使って、肺に針を刺すのですから…。一方、リキッドバイオプシーは、非侵襲的(人体に傷をつけずに血液で)検査を実施することが出来ます。

これの何がすごいかというとこですが、この技術が汎用化されれば、誰でも血液をとるだけで、どんながんになりそうかが、事前にわかってしまうということです

よくあるDNAの検査サービスとは異なり、ビッグデータを用い、非常に精度の高い予測をすることが出来ます。それが出来てしまうと、がんの早期発見に繋がり、がんが転移してしまうことを未然に防ぐことが出来るのです。これは本当に凄いことで、人類はがんを克服してしまうかもしれません

がんは誰でも罹る病気

以前に製薬会社で、前立腺癌と膀胱癌についてのマーケティングをしていた経験から、がんについて記載します。

がんは特別な病気ではなく、誰でも罹る可能性のある病気です。元来、我々の体の中には常にがん細胞が存在します。常に体内でがんが生まれるのですが、体の中にある、キラーT細胞・ヘルパーT細胞やマクロファージなどが、がん細胞の増殖を抑えてくれます。

これらの免疫応答に機能不全を起こした際、がんが増殖します。免疫応答の機能不全は、年齢を重ねるにつれて発生確率が高くなってきますので、高齢になればなるほど、がんが増殖するリスクは上昇します。

感染症や生活習慣病に対する治療が進展したことで、我々の寿命が延び、結果としてがんにかかる可能性が高くなったのです。がんにかかることは特別ではなく、誰にでもありえることです。これは人類に限らず、動物全てが同様です

がんに対する最善の対処は早期発見

誰にでも罹る可能性のあるがんですが、がんが転移して命を落とすことを、どの様にしたら防げるのでしょうか。その最善の手段は、早期発見です。早く見つけて、対処できるうちに対処してしまうことです

限局した組織にがんが留まるうちは、外科的な手術により取り除くことが出来ます。ステージが進行し、多数の臓器に転移した後には、外科的な手術のみでは太刀打ちできなくなり、化学療法を用いた全身ケモセラピーしか手段がありません。なので、早期にがんを発見して、出来得る対処をしておくことが肝要です。

実際に、がん腫毎に、積極的な早期発見の取り組みが行われています。ピンクリボンを用いた乳がんにおける啓発活動や、医療機関での腫瘍マーカー検査、内視鏡による胃がんや大腸の検視などがあります。

上記取り組みの難しい点は、気づいたときにはすでに遅かったということです。罹ったこともない病気に対して常に気を付けている人はそんなにいません。また、全てのがんを包括的に検査することは困難です。乳がんは気にしていても、子宮頸がんは見過ごしているようなケースもあるでしょう。がんは全身の至る所で増殖する可能性があり、それらを全て捉えきるのは非常に難しいのです。

がんは治療から予防へ

増殖してしまったがんを治療するのではなく、そもそも増殖しない様にコントロールすることの重要性が増してきています。早期発見により、それを可能にしていくのです。先述の通り、一括で全てを検査するのは難しかったのですが、それが可能になりつつあります。

それは、Guardantのもつリキッドバイオプシーの技術です。血液は体内を循環しており、血液からがんの兆候を読み取ることが出来れば、原発部位を特定せずとも、がんの兆候を掴むことが出来るようになります。がんの兆候を掴めれば、早期に対処することが出来ます

今後は、どの様にがんを察知していくかということがとても重要になってくるのです。

Guardant Healthの事業戦略

Guardant Healthのサービスによって、がんで命を落とすことがなくなるかもしれない。そんなことが近い将来に実現するかもしれませんが、正直道半ばという状態です。

今現在は、がんが進行した患者さんに対して、どのような治療戦略が最適であるかを示すサービスが提供されています。Guardant360というサービスです。また、製薬会社を中心とした、研究機関に遺伝子解析情報を提供する、Guardant Omniというサービスが展開されています

この先に、LUNA1/2というサービスが企画されており、ここで、がんの早期発見に資するサービスが提供される予定です。詳しくは、彼らのホームページをご覧いただければとおもいます。事業プランの詳しい内容は、ホームページ上のIRプレゼンテーション資料をご覧ください。

Guardant Health

Guardantのサービスに関しては、Softbankの孫さんも強い関心を抱いており、多額の投資を行っています。皆様も、今後の投資先としてご検討されてはいかがでしょうか。以下は、日経の記事で、SoftbankがGuardantへ出資したことについて記載があります。

SoftBank-backed biotech firm brings Asia cancer diagnostic tools
AI innovator Guardant Health will launch lab in Japan, seeks partners in China

コメント

  1. […] […]

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