
Defiが盛り上がっているのもあって、仮想通貨で資産運用ができるような話を聞くことがあるけど、どうやって資産運用できるの?

仮想通貨の資産運用方法について全てを知っているわけではないけど、僕の知っている範囲でお話しさせてもらうね!銀行に現金を預金しているんなら仮想通貨で運用する方が格段に利回りが高いよ。反面、リスクもあるよ。
従来、仮想通貨でいわゆる億り人になった方々の要因はキャピタルゲインでした。100円で買ったビットコインがいつの間にか100万円になった!みたいな話です。ブロックチェーンの技術が進展するに伴って、キャピタルゲインだけでなく、インカムゲインで資産を増やすことも可能になっていますので、どうやってインカムゲインが得るためのノウハウをシェアします。
少しかみ砕いていうと、値上がりして儲けるだけでなく、預けて儲けることが出来る仕組みが出来てきたのです。
ここだけ聞くと、なんか詐欺っぽいですけど、、、。そんなことはありません。お金を預けている人が個人で銀行をやることができるようになったと考えてもらうと分かりやすいです。
銀行はお金を借りて、それに金利を付けて第三者に貸すことによって利益を得ています。ブロックチェーンでは、銀行の役割をしている人が個人になり、銀行の儲けが個人に渡るという仕組みです。(多少の語弊はありますが、、)
実際に、私がどの様にインカムゲインで資産を増やしているかを共有させていただきます。
インカムゲインを得るための手段
フレキシブルセービング/定期セービング
単純に仮想通貨を預けることで資産を増やすことが出来ます。フレキシブルセービングが通常預金で、定期セービングが定期預金と同様です。定期預金の場合は、定められた期間、預金をしないと利息が得られません。仮想通貨の種類にもよりますが、イーサリアムなら0.23%、バイナンスコインの定期セービングなら5.4%くらいの利率が得られています。(2021年9月現在)
それ以外の仮想通貨でも、預金をすることでキャッシュと比較して格段に高い利回りで預金をすることが出来ます。
※分かりやすい表現にするため、預金などの言葉を使っています
SWAPプールへのLP(流動性提供者)になる
タイトルの文言を見て、なんのこっちゃと思う方が多数いらっしゃると思います。簡単に言うと、為替システムを実現させるために、仮想通貨を提供して、その見返りの報酬を得るというシステムです。
世の中には多種類の通貨があります。円もあればドルもあるし、仮想通貨を含めればビットコインもあります。それらの通貨(法定通貨はステーブルコインと同じではありませんが)を手数料殆どなく換金&送金できるシステムです。
そのシステムを成り立たせるために、交換前と交換後の両種類の仮想通貨が必要になります。例えば、イーサリアムをドルに換えたいのであれば、ETHとBUSDの両社が必要になります。その両方の仮想通貨をプールに提供するのがLP(Liquidity Providor)です。
2種類の仮想通貨をプールに預けることで、報酬を得ることが出来ます。
ステーキング
ステーキングとは、コンセンサスアルゴリズムの1つです。コンセンサスアルゴリズムとは、仮想通貨の取引をする際、それを承認するシステムです。偽装・改ざんが出来ないシステムを維持するため、トランザクションの承認者に仮想通貨を集めて信用を持たせたうえで、承認者がトランザクションを承認します。
個人が承認者に仮想通貨を預けることをステーキングと称し、これによって仮想通貨の提供者は報酬を得ることができます。
ビットコインで有名になったコンセンサスアルゴリズムはProof of Workというシステムで、マイナーが頑張ってコンピューターで計算して、早く答えにたどり着いた人が報酬を得るというシステムです。
このProof of Workには幾つか欠点があります。特に大きな欠点が、承認スピードが遅いことです。
それを解決するために、Stakingという考えが出てきました。Stakingを用いた場合、トランザクション承認の時間が、かなり短縮されます。
承認者になりためには、相当な資金が必要なため、私自身が承認作業を詳細に知っているわけではありませんが、担保になる仮想通貨を承認者に貸し出すことで、報酬を得ることが出来ます。これがステーキングによる報酬です。
実際に、私が保持しているパレットトークンのステーキングに参加しており、30~60%程の年利を得ています。
インカムゲインを得る具体的方法
これらのインカムゲインをどうやって獲得することが出来るかを具体的に記載していきます。
Binanceなどの取引所を利用
一番手っ取り早いのは、Binanceなどの取引所が提供しているサービスを利用することです。私は海外取引所はBinanceしか使っていませんが、Binanceでは非常に簡単にインカムゲインを得ることが出来ます。
BinanceはアプリのUI/UXも素晴らしく使いやすいです。Binnceのサービスを使えば、簡単にインカムゲインを得られるサービスを利用することができます。
現状ではBinanceで現金による仮想通貨の購入が出来なかったと思いますので、コインチェックやビットフライヤーなどの国内取引所を使ってビットコインやイーサリアムを購入し、Binanceに送金することで、Binance上のサービスを使うことが出来ます。
メタマスクやPLT walletなどのウォレットを利用
今話題になっているDefiを利用するために、専用のウォレットを用いる方法があります。代表的なウォレットがメタマスクです。メタマスクは、Apple/Googleストアで簡単に見つけることが出来ます。
パレットトークンのステーキングをする場合には、PLT walletをダウンロードする必要があります。
このようなウォレットサービスを使う際の注意点は、仮想通貨の変換時に誤った状態の仮想通貨を送らないことです。これはよく聞くことですが、誤った規格の仮想通貨を送ってしまったり、誤ったアドレスに仮想通貨を送ることが頻発しています。その理由は、初心者には操作が複雑だからです。
誤った取り扱いをして、資産を消失したケースを多数聞いていたので、私が初めてPLT walletを用いてステーキングをした際には、何度も指差し確認して作業していました。それでも送金時にはトランザクションの成立まで時差があるため、数字が反映されるまではドキドキしていましたが。。
インカムゲインを得る際のリスク
Defiでのバグやハッキング被害
コイン消失に関しては、ユーザーのミスに起因することが殆どだと推察されますが、ユーザーが不可避なケースも存在します。Defiは人がプログラミングをしてシステムを作っているため、システムの不具合やバグが生じることがあります。その様なことが起こらないようにするため、事前に監査を通しているプロジェクトが殆どですが、監査を通しているからといって全てのミスがなくなるわけではありません。
実際に大なり小なりDefiプログラムにトラブルが起こっています。また、ハッキング被害の報道も絶えません。
ユーザーにとってはどうしようもない事象であるものの、投資する前に調査をして、きちんと監査を通して定期的に健全性を担保しているか、内部の体制はトラブルに対応出来るようになっているかを確認することは出来ます。ホワイトペーパーなどを読んで事前に調査しておくことが非常に重要ということです。
プールへのLPとなる際のインパーマネントロス
この話は少しテクニカルな内容です。Liquidity Providorとして2種類の通貨を預け入れ、それを取り出す際には預け入れた通貨の割合で戻ってくるため、何もせずに仮想通貨が値上がりした場合と比べて利益が減少している可能性があるというものです。
よくわからないと思いますので、こちらの記事をご参考にしてください。

結論「今の段階で仮想通貨に絶対安心はあり得ないので、分散して積極的に投資する」
以上が、インカムゲインを得る方法とそのリスクでした。リスクを考えればある意味妥当なリワードかもしれませんが、リスクを取らないとリワードが得られないのも事実です。
個人で不可避なこともありますが、出来ることを出来るだけやってリスクを最小化したうえでリスクをとっていくスタンスが重要だと思います。
私のリスク軽減策は以下の通りです。
- 予めホワイトペーパーを読んでプロジェクトについて理解を深める
- プロジェクトのホームページを見る
- オーディットを通しているプロジェクトかどうかを確認する
- 1つだけの取引所を使わず分散させる(国内外も分散)
- ニュースなどで常に情報をアップデートする
- そもそも投資対象を仮想通貨だけではなく、株式や不動産など幅広く持つ
これらのリスク軽減策を講じつつ、積極的に投資を進めて参ります。
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